ルーデンドルフとは?
るーでんどるふ
ルーデンドルフとは、第一次世界大戦においてドイツ軍の実質的な戦略指導を担った軍人で、戦後は極右政治運動にも関与した人物です。
エーリッヒ・ルーデンドルフ(Erich Ludendorff、1865〜1937年)は、ドイツの軍人・政治家です。プロイセン出身で参謀本部に進み、第一次世界大戦中に頭角を現しました。
大戦ではパウル・フォン・ヒンデンブルクと組み、東部戦線の司令官として活躍。1914年のタンネンベルクの戦いでロシア軍を大敗させ、一躍英雄視されました。その後は最高司令部の第一参謀次長として西部戦線も含むドイツ軍全体の作戦指導を実質的に掌握し、ヒンデンブルクとともに「ヒンデンブルク体制」と呼ばれる軍事的独裁に近い権力を握りました。
軍事思想の面では「総力戦」の概念を体系化したことで知られています。戦争は兵士だけでなく国民全体・産業・経済・心理を総動員する国家総力の競争であるという考え方で、後世の軍事理論に大きな影響を与えました。
大戦末期の1918年、西部戦線で戦況が悪化すると停戦を主導しましたが、敗戦後は「ドイツは背後から裏切られた」という「背後からの一突き伝説」を広め、社会主義者やユダヤ人への憎悪をあおりました。戦後はナチズムに近づき、1923年のミュンヘン一揆にヒトラーとともに参加しましたが、後に関係は悪化しました。
使い方・例文
「第一次世界大戦の研究においてルーデンドルフの名は欠かせず、彼が提唱した総力戦の概念はその後の軍事理論に広く影響を与えた。」
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