パウル・フォン・ヒンデンブルクとは?
ぱうるふぉんひんでんぶるく
パウル・フォン・ヒンデンブルクとは、第一次世界大戦でドイツを率いた元帥であり、後にヒトラーを首相に任命したドイツ大統領です。
パウル・フォン・ヒンデンブルク(1847〜1934年)は、プロイセン出身のドイツ軍人・政治家です。普仏戦争や第一次世界大戦で軍歴を積み、特に東部戦線でのタンネンベルクの戦い(1914年)での大勝利によって国民的英雄となりました。
第一次世界大戦では参謀のエーリヒ・ルーデンドルフと組み、事実上のドイツ軍最高指揮権を掌握しました。戦後、ヒンデンブルクは「ドイツ軍は戦場では負けておらず、背後から裏切られた」とする「背後からの一刺し(ドルヒシュトース)」伝説の普及に一定の役割を果たし、これがナチズム台頭の土壌となりました。
1925年にはヴァイマル共和国の大統領に就任(84歳で再選)し、老齢ながら政治の中心に立ち続けました。1933年1月、政治的圧力と側近の助言を受け、アドルフ・ヒトラーを首相に任命したことは、その後のナチス・ドイツ成立に直結する歴史的決断として記録されています。
軍人としての栄光と、民主主義の崩壊を許してしまった晩年の判断という対照が、ヒンデンブルクの歴史的評価を複雑にしています。
使い方・例文
第一次世界大戦やヴァイマル共和国・ナチス台頭を扱う世界史の授業や書籍で必ず登場する人物です。
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