エンレイソウとは?
えんれいそう
エンレイソウとは、春の山野に生える多年草で、3枚の大きな葉の中心に小さな花を咲かせるシュロソウ科(旧ユリ科)の植物です。
エンレイソウ(延齢草)(学名:Trillium smallii など)は、シュロソウ科エンレイソウ属に属する多年草です。かつてはユリ科に分類されていましたが、現在の分類体系(APG分類)ではシュロソウ科とされています。北海道・本州の山地の林内・湿った斜面などに自生します。
最大の特徴は「3の倍数」で構成される形態です。
- 茎の先端に大型の葉が3枚輪生する
- 花被片(がく片と花弁)がそれぞれ3枚ずつ
- 雄しべが6本、雌しべの柱頭が3裂
花は春(4〜6月頃)に3枚の葉の中央から短い花柄を伸ばして1輪咲き、花色は暗紫色〜緑色のものが多く、目立たない印象です。果実は液果(多汁質の果実)で、熟すと黒紫色になり、アリが種子を運ぶ(アリ散布)ことが知られています。
和名の「延齢草」は、かつて根茎(地下茎)が生薬として用いられ、長寿をもたらすとされたことに由来します。ただし、根茎には有毒成分も含まれるため、素人による採取・摂取は危険です。日本各地の山野草ファンに人気のある植物のひとつです。
使い方・例文
春の山地の林床を歩くと、3枚の大きな葉が特徴的なエンレイソウが群生しているのを見かけることがあり、山野草観察の対象としても親しまれています。
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