フタリシズカとは?
ふたりしずか
フタリシズカとは、センリョウ科の多年草で、2本の穂状花序を静御前の舞い姿になぞらえて名付けられた山野草です。
フタリシズカ(二人静)は、センリョウ科チャラン属の多年草で、日本各地の山地や林縁の木陰に自生します。学名はChloranthus serratusといいます。春から初夏にかけて白い小さな花を2本の穂状花序(穂の形に並んだ花の列)に咲かせることが多く、その2本の穂が並ぶ姿を、源義経の愛妾である静御前の霊と白拍子の少女が並んで舞う謡曲「二人静」の場面に見立てて命名されました。
草丈は20〜60センチ程度で、茎は直立し、光沢のある卵形の葉が対生します。葉の縁には細かい鋸歯(ギザギザ)があります。花序は2本が基本ですが、まれに3〜4本になることもあり、その場合はサンニンシズカ・ヨニンシズカと呼ばれることもあります。花弁はなく、白い雄しべが3本ずつ合着した構造が特徴的です。
近縁種にヒトリシズカ(一人静)があり、こちらは穂が1本で白い刷毛状の姿が特徴です。両者を並べて鑑賞する楽しみ方もあります。山野草愛好家には落ち着いた風情が好まれ、茶庭や和風庭園にも植えられます。薬草としての利用も民間に伝わっています。
使い方・例文
里山のハイキングコースで木漏れ日の差す林床を歩くと、フタリシズカの細い白い穂が2本並んで揺れている姿に出会えることがあります。
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