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イカリソウとは?

いかりそう

イカリソウとは、メギ科の多年草で、花が船の錨に似た形をもち、漢方では強壮・補腎の生薬としても用いられる山野草のことです。

イカリソウ(碇草、学名:Epimedium 属)はメギ科イカリソウ属に属する多年草で、日本中国山地の林床・林縁に自生します。名前の由来は、4枚の花弁が四方に伸びる独特の花形が船の錨(いかり)に似ていることからつけられました。

日本では複数の種が知られています。

  • イカリソウ(E. grandiflorum):本州・四国・九州の山野に自生し、白や紫の花をつける
  • トキワイカリソウ:常緑性で北陸・山陰地方に多い
  • バイカイカリソウ:距のない花が梅の花に似る
葉は1〜3回3出複葉で、しばしば斑入り品種が観葉植物的に栽培されます。

漢方・生薬の観点では「淫羊藿(いんようかく)」と呼ばれ、中国伝統医学において腎虚(じんきょ)による疲労・性機能低下・骨粗しょう症などに用いられてきた歴史があります。主要成分であるイカリインはフラボノイド系化合物で、現代においても骨代謝や血流への影響を探る研究が行われています。

観賞植物としては、早春から春にかけて林床でかわいらしい花を咲かせることから、和風庭園や自然風庭園の下草・グラウンドカバーとして人気があります。半日陰の湿った環境を好み、比較的育てやすい山野草として親しまれています。

使い方・例文

雑木林の山野草観察会や薬草園で「これが漢方の淫羊藿ですか?」と質問が出るような場面でイカリソウの名前が登場します。

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