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エレジーとは?

えれじー

エレジーとは、死者への追悼や悲哀・喪失の感情を主題とした詩または音楽作品のことです。

エレジー(elegy)はギリシャ語の「elegeia」に由来し、もともとは特定の韻律(哀歌二行連句)で書かれた詩形を指しました。現代では形式を問わず、死・喪失・悲しみテーマとした詩や楽曲全般をエレジーと呼ぶことが一般的です。

文学としてのエレジーは古代ギリシャ・ローマ時代に遡ります。ミルトンの「リシダス」やテニスンの「イン・メモリアム」、リルケの「ドゥイノの悲歌」は西洋文学における代表的なエレジーです。日本文学では「挽歌(ばんか)」がこれに相当し、万葉集にも多くの作例が見られます。

音楽のエレジーも広く親しまれています。

  • フォーレ作曲のチェロとピアノのための「エレジー」
  • エルガーの「エニグマ変奏曲」第14変奏(ニムロッド)は事実上の葬送エレジー的性格をもつ
  • ドヴォルザークやグリーグも器楽エレジーを残している

エレジーは単なる嘆きにとどまらず、失われた存在への愛惜・回顧・魂の昇華といった要素を含みます。悲しみを芸術として昇華させる点に、エレジーが時代を超えて人々の心を揺さぶる理由があります。

使い方・例文

亡き友人や家族を悼む詩を書いた際、「これはエレジーの形式で綴った作品だ」と紹介されることがあります。また、しみじみと悲しい雰囲気の器楽曲を「エレジー調の音楽」と表現することもあります。

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