エリニュスとは?
えりにゅす
エリニュスとは、ギリシャ神話において罪人、特に身内への犯罪者を追い詰め復讐する三人の女神で、「復讐の女神」とも呼ばれます。
エリニュス(Erinys、複数形:Erinyes)はギリシャ神話に登場する復讐の女神たちで、ラテン語名「フリア(Furiae)」でも知られています。その名は「怒り」や「憤激」を意味するとされ、三姉妹として描かれることが一般的です。
三人の名前と役割はそれぞれ以下のとおりです。
エリニュスの誕生については、ウラノスの血がガイア(大地)に落ちた際に生まれたとする説が有名です(ヘシオドス説)。彼女たちは特に家族内の犯罪、とりわけ母親殺しを最も厳しく罰する存在とされており、アガメムノンを殺した母クリュタイムネストラへの復讐のために同母を殺したオレステスを、国境を越えて追い続けた神話が代表的です。
アイスキュロスの悲劇『オレステイア』では、アテナの仲裁によってオレステスが無罪となった後、エリニュスたちは「エウメニデス(慈しみ深い女神たち)」と呼ばれ、アテネの守護神として崇められるよう変化します。これは怒りから恩恵へという転換を象徴しています。
使い方・例文
ギリシャ神話や古代ギリシャ悲劇を扱う作品で、罪人を執拗に追う女神が登場する際にエリニュスが原型となっています。「フューリーズ(Furies)」という英語名でゲームや映画にも登場します。
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