エゼチミブとは?
えぜちみぶ
エゼチミブとは、小腸でのコレステロール吸収を選択的に抑えることで血中LDLコレステロールを低下させる脂質異常症治療薬です。
エゼチミブは、小腸における食事性・胆汁性コレステロールの吸収を選択的に阻害するコレステロール吸収抑制薬です。スタチン系薬剤とは異なるメカニズムで脂質を改善するため、単独または併用療法として広く使われています。
エゼチミブは小腸の刷子縁(絨毛の先端)に存在する輸送体タンパク質NPC1L1(Niemann-Pick C1-Like 1)に結合し、コレステロールが腸管上皮細胞に取り込まれるのをブロックします。これにより小腸から吸収されるコレステロール量が約50%減少し、血中LDL(悪玉)コレステロール値が低下します。スタチンのように肝臓でのコレステロール合成を抑えるのではなく、吸収を入口でシャットアウトする点が特徴です。
主な特徴と使用場面は以下のとおりです。
- スタチン系薬で効果が不十分な場合に追加(上乗せ療法)。
- スタチンに筋肉痛などの副作用がある患者の代替薬として使用。
- 家族性高コレステロール血症の治療にも用いられる。
- 胆汁由来のコレステロールにも効果があるため食事制限の有無を問わず有効。
日本では「ゼチーア」の商品名で知られ、スタチンとの配合剤も流通しています。重篤な副作用は比較的少ないとされますが、肝機能検査値の変動に注意が必要です。
使い方・例文
スタチン系薬を最大量投与してもLDLコレステロールが目標値に達しない患者に、エゼチミブを追加することでさらなる低下効果が得られるケースが多くあります。
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