エスタブリッシングショットとは?
えすたぶりっしんぐしょっと
映像作品において、場面の舞台となる場所や状況を視聴者に伝えるために冒頭で使われる広角・遠景の映像技法です。
エスタブリッシングショット(Establishing Shot)とは、映画・テレビドラマ・映像作品などの場面転換時に、その場所・時間・環境を視聴者に把握させるために用いられる撮影技法のことです。
一般的に広角レンズや俯瞰カメラを使って建物の外観・街並み・自然風景などを広く映し出し、その後に続くシーンがどこで行われるかを直感的に示します。たとえば都市の夜景を映してから室内の会話シーンへ移る場合、夜景の映像がエスタブリッシングショットに相当します。
この技法には大きく二つの役割があります。ひとつは場所の提示で、視聴者が「どこで起きているか」を理解する手がかりを与えます。もうひとつは雰囲気の設定で、舞台の規模感や時代感を印象づけて次のシーンへの感情的な準備を整えます。
現代の映像では意図的に省略されることも増えており、視聴者の想像力に委ねるスタイルも広く見られます。映像文法の基本要素として映像制作・映画研究の場で頻繁に取り上げられます。
使い方・例文
映画の冒頭でニューヨークの摩天楼を映した後、主人公のオフィス内シーンに切り替わる演出は、典型的なエスタブリッシングショットの使い方です。
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