エスキモーとは?
えすきもー
エスキモーとは、北極圏周辺に居住するイヌイット・ユピクなどの先住民族の総称で、かつて広く使われた呼び名です。
エスキモーは、北極海沿岸からシベリア東部・アラスカ・カナダ・グリーンランドにかけての広大な北極圏に暮らす先住民族を指す総称として長く用いられてきました。しかし現在、カナダやグリーンランドでは「エスキモー」という呼称は差別的な含意があるとして好まれず、「イヌイット(Inuit)」という自称が公式に使われています。一方、アラスカ・シベリアのユピク系の人々は必ずしもイヌイットと名乗らないため、学術的文脈では地域・系統に応じた呼称が使い分けられています。
エスキモー系の人々の生活様式は、極寒・凍土・短い夏という厳しい自然環境への高度な適応によって特徴づけられています。主な要素は以下のとおりです。
- 狩猟:アザラシ・セイウチ・クジラ・カリブー(トナカイ)などが主要な食糧源
- 住居:雪と氷で造るイグルー(雪の家)や、地面を掘り下げた半地下式の住居
- 移動手段:犬ぞりやカヤック(アジマック)が伝統的な移動・漁労手段
- 衣服:アザラシやカリブーの毛皮を用いた高機能な防寒着
現代では定住化・近代化が進み、多くの人々が集落や町で生活しています。しかし伝統的な狩猟・漁労・工芸技術は文化的アイデンティティとして引き継がれており、気候変動による生態系の変化が生活や文化に大きな影響を与えていることが国際的な問題となっています。
使い方・例文
「北極圏の民族について説明する際、カナダではイヌイットという呼称が正式とされており、エスキモーという表現は避けるべきとされている。」
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