ウンカとは?
うんか
ウンカとは、イネ科植物に寄生して汁を吸う小型の昆虫で、大発生すると稲作に甚大な被害をもたらす農業害虫です。
ウンカは、カメムシ目(半翅目)ウンカ科に属する小型の昆虫の総称です。体長は数ミリメートルほどで、主にイネなどのイネ科植物に寄生し、茎や葉から植物の汁液を吸って生活します。日本の稲作において最も重要な害虫の一つとして位置づけられています。
稲作に被害を与える主なウンカの種類は以下の通りです。
- トビイロウンカ:最も被害が大きく、イネを枯死させる「ずり枯れ」を引き起こす
- セジロウンカ:白い縦縞が特徴で、稲の生育を阻害する
- ヒメトビウロウンカ:縞葉枯病などのウイルスを媒介する
ウンカは中国大陸・東南アジアから梅雨期の季節風に乗って日本に飛来する「飛来害虫」であり、国内での越冬はほとんどできません。気象条件や農薬への抵抗性獲得によって大発生することがあり、過去には数万ヘクタールの水田が被害を受けた事例もあります。
防除方法としては、殺虫剤の散布が一般的ですが、抵抗性ウンカの出現が課題となっています。そのため、ウンカ抵抗性を持つイネ品種の育成、生物農薬の活用、天敵(クモ類など)の保護といった総合的病害虫管理(IPM)も重要視されています。ウンカの発生動向は気象観測や農業試験場によって継続的にモニタリングされています。
使い方・例文
「今年はトビイロウンカが大発生し、西日本各地の水田で深刻な被害が出た」「ウンカ対策として、農家は早期発見と適切な農薬散布が求められます」といった農業ニュースや農業教育の文脈で登場します。
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