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インプライドボラティリティとは?

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インプライドボラティリティとは、オプション価格から逆算された市場参加者が予測する将来の価格変動の大きさを示す指標です。

インプライドボラティリティ(Implied Volatility、IV)とは、現在オプション市場価格ブラック・ショールズモデルなどの理論式に当てはめ、「逆算」することで得られる市場が織り込んでいる将来の価格変動率のことです。「インプライド(implied)」は「暗示された・内包された」という意味で、過去データに基づく「ヒストリカルボラティリティ」とは区別されます。

オプション価格はボラティリティが高いほど高くなる性質があります。そのため、オプション価格が高い状態はインプライドボラティリティが高いことを意味し、市場参加者が将来の価格変動を大きく見ていることを反映します。

インプライドボラティリティの主な特徴と活用方法は以下のとおりです。

  • 「市場の恐怖指数」と呼ばれるVIX指数(米S&P500オプションのIV)は市場不安の代表的指標
  • IVが高い局面は市場の不確実性・リスクオフ心理が高まっているサイン
  • オプション取引者はIVの高低を判断して売買戦略(IVが高ければ売り、低ければ買いなど)を立てる
  • 同一原資産でも行使価格により異なるIVが観察される「ボラティリティスマイル・スキュー」という現象がある

企業のイベント(決算発表・合併発表など)前後にIVが急変することが多く、投資家がリスクを評価する上で非常に重要な指標です。また、リスク管理部門でのポートフォリオのストレステストやオプション価格の妥当性評価にも広く用いられます。

使い方・例文

決算発表前に株式オプションのプレミアムが高騰している場合、インプライドボラティリティが上昇しているため、市場が大きな値動きを予想していると説明される場面で登場します。

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