アンバー(琥珀)とは?
あんばー
数千万〜数億年前の樹木の樹脂が地中で長い年月をかけて化石化した有機鉱物で、黄色から茶褐色の透明感ある美しい外観と昆虫などの封入物で知られます。
アンバー(琥珀、こはく)は、太古の樹木から分泌された樹脂(やに)が地中で長期間かけて重合・硬化し化石になったものです。主に新生代第三紀(数千万年前)のものが多く見られますが、恐竜時代の白亜紀(約1億年前)産のものも存在します。鉱物に似た外観を持ちますが、無機物ではなく有機物に分類されます。
アンバーの主な産地はバルト海沿岸(ロシア・ポーランド・リトアニア)で、世界の埋蔵量の大半を占めます。ドミニカ共和国・ミャンマー(ビルマ琥珀)・カナダなども重要産地です。
アンバーの特徴は次のとおりです。
- 色は黄色・オレンジ・茶褐色・赤褐色・白色など多彩
- 内部に昆虫・植物・気泡などのインクルージョン(封入物)が含まれることがある
- 硬度は比較的低く(モース硬度2〜2.5程度)加工がしやすい
- 摩擦すると静電気を帯びる(「エレクトロン」の語源)
アンバーはジュエリーや装飾品として古代から珍重されてきました。また封入された昆虫や植物は古生物学の貴重な研究資料となります。映画「ジュラシック・パーク」では琥珀の中の蚊からDNAを取り出すという設定が話題になりました。
使い方・例文
博物館の展示でバルト海産のアンバーを見ると、数千万年前の小さな昆虫がそのまま内部に封じ込められている標本を目にすることがあります。
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