こはくとは?
こはく
こはく(琥珀)とは、数千万年以上前の樹木から分泌された樹脂が地中で長い年月をかけて化石化した天然の宝石です。
琥珀(こはく)は、太古の針葉樹などが分泌した樹脂が地中に埋没し、長い時間をかけて有機的に硬化・化石化したものです。主成分は有機化合物で、鉱物ではなく生物起源の有機物に分類されます。形成には数千万年単位の時間がかかるとされており、なかには樹脂の中に昆虫・植物の種子・羽毛などが閉じ込められた「封入琥珀」と呼ばれる標本的な価値の高いものも存在します。
琥珀の特徴としては以下が挙げられます。
- 色―透明から黄褐色・オレンジ色が多く、青や緑の希少なものも存在する
- 硬さ―モース硬度2〜2.5程度と比較的柔らかく、加工しやすい
- 静電気―布でこすると静電気を帯びて軽い物を引き寄せる性質がある
- 産地―バルト海沿岸(バルト琥珀)・ドミニカ共和国・ミャンマーなどが主な産地
古来より装飾品や薬として珍重されており、古代ギリシャでは「エレクトロン(電気の語源)」と呼ばれていました。現代でもネックレスや指輪などのジュエリー素材として人気があり、特に中に昆虫が閉じ込められた琥珀は古生物学的研究にも活用されます。日本では「虎の目の石」とも呼ばれ、古くから縁起物として親しまれてきました。
使い方・例文
「琥珀の中に数千万年前の昆虫が閉じ込められているのが見つかった」のように、古代生物の化石研究や、ジュエリー素材として話題になる場面で登場します。
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