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アルファ多様性とは?

あるふぁたようせい

アルファ多様性とは、特定の生息地や調査区画の中に存在する種の多様さを示す指標で、「局所的な種多様性」とも呼ばれます。

アルファ多様性(α多様性、alpha diversity)は、生物多様性を空間的なスケールに分けて評価するWhittakerの枠組みの一つで、ある一つの生息地・群集・調査プロット内における種の多様さを表します。

アルファ多様性を数値化する代表的な指標には次のものがあります。

  • 種数(種豊富度):最もシンプルな指標。その地点に存在する種の数そのもの
  • シャノン多様度指数(H'):種数と各種の個体数の均等度を組み合わせた指標
  • シンプソン多様度指数(1-D):ランダムに選んだ二個体が異なる種に属する確率を示す
  • 均等度(evenness):各種の個体数がどれだけ均等に分布しているかの割合

アルファ多様性は、ベータ多様性(異なる地点間の種構成の違い)・ガンマ多様性(地域全体の総種多様性)とセットで用いられます。この三つのスケールを組み合わせることで、種多様性の空間的パターンを包括的に分析できます。

アルファ多様性は生態系の健全性・撹乱への感受性・保全優先地域の選定において重要な評価基準となっており、環境アセスメントや生物多様性モニタリングでも広く活用されています。同じガンマ多様性をもつ地域でも、アルファ多様性が高いほど局所的な生息地の質が高いとみなされることがあります。

使い方・例文

森林の生物多様性調査では、調査区画(例:100m×100m)内に記録された植物種数や鳥類種数をアルファ多様性として算出します。複数の調査区間で値を比較することで、どの生息地が局所的に最も豊かかを評価します。

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