アマダ1世とは?
あまだいっせい
アマダ1世とは、古代エジプト新王国時代の初代ファラオで、ヒクソスをエジプトから追放してテーベを中心とする統一王朝を再建した人物です。
アマダ1世(アフメス1世とも表記)は、古代エジプト新王国時代(第18王朝)の初代ファラオです。在位はおよそ紀元前16世紀頃とされています。彼の治世はエジプト史において非常に重要な転換点とみなされています。
当時のエジプトは、西アジア系の民族ヒクソス(古代エジプト語で「異国の支配者」を意味する)によってデルタ地帯(下エジプト)を支配されており、テーベを拠点とする第17王朝は彼らと長年対立していました。アマダ1世は父や兄の事業を引き継ぎ、ヒクソスの首都アヴァリスを攻略し、ヒクソスをエジプトから追い出すことに成功しました。
これによって上エジプトと下エジプトが再統一され、新王国時代が幕を開けました。新王国時代はその後のラムセス2世やアメンホテプ3世の時代に最盛期を迎える、古代エジプト文明の黄金期です。
アマダ1世はヒクソス追放後、さらにヌビア(現在のスーダン北部)にも軍を派遣してエジプトの南方支配を強化しました。また国内の行政・神殿建設にも取り組み、王権の安定と強化を図りました。
彼の治世を記録したアフメス(イブナー)の伝記碑文は、当時の軍事・社会情勢を伝える貴重な一次史料として今日も研究に活用されています。
使い方・例文
古代エジプト史の授業や書籍で、新王国時代の始まりと「ヒクソス追放」を語る文脈で必ず登場します。エジプト統一を達成したファラオとして中学・高校の世界史でも触れられることがあります。
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