アナレンマとは?
あなれんま
アナレンマとは、一年を通じて同じ時刻に太陽の位置を記録し続けると現れる、空に描かれた8の字形の軌跡のことです。
アナレンマ(analemma)は、1年間にわたって毎日同じ時刻に太陽を観測・撮影し、その位置をつなぎ合わせたときに描かれる8の字(または涙滴型)の曲線です。英語で「日時計の影の軌跡」を意味するギリシャ語に由来します。
この曲線が生じる理由は2つの天文学的要因によります。
- 地軸の傾き(約23.4度):季節によって太陽の南北方向の位置(赤緯)が変化します。
- 地球の公転軌道の楕円形:地球の公転速度が一定ではないため、「均時差」と呼ばれるずれが生じます。
これら二つの効果が重なって、毎日同じ時刻でも太陽の位置は東西・南北にわずかに移動し、1年かけて8の字を描くことになります。アナレンマは太陽系の幾何学的な美しさを視覚化したものとして、天体写真家や天文愛好家から高い関心を集めており、長期間にわたる多重露出撮影によって見事な8の字画像が世界各地で撮影されています。
均時差を正確に把握することは、日時計の目盛り補正や航海術の計算にも歴史的に用いられてきました。現代では教育的・芸術的な題材として、天体写真コンテストなどでも人気のテーマとなっています。
使い方・例文
「同じ場所・同じ時刻で1年間太陽を撮り続けると、写真にアナレンマの8の字が浮かび上がる」のように、天文写真や科学解説の文脈で登場します。
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