アドルフ・エリク・ノルデンショルドとは?
あどるふえりくのるでんしょるど
アドルフ・エリク・ノルデンショルドとは、北極海の北東航路を史上初めて完全に航行したスウェーデンの探検家・地理学者です。
アドルフ・エリク・ノルデンショルド(1832〜1901年)は、フィンランド生まれのスウェーデン人探検家・地質学者・地図学者であり、北極探検の黄金時代を代表する人物の一人です。
彼の最大の業績は、1878〜79年に蒸気船「ヴェガ号」を率いて行った北東航路の初完全航行です。北東航路とは、ヨーロッパから北極海沿いのアジア(シベリア北岸)を経て太平洋へ至るルートであり、長年探検家や貿易業者が開拓を試みてきた幻の航路でした。ヴェガ号はノルウェー沿岸・カラ海・シベリア北沿岸を横断し、ベーリング海峡を通過して太平洋側へと抜けることに成功しました。
この偉業のほかにも、ノルデンショルドは多方面で活躍しました。
- グリーンランドへの複数回の科学探検
- スヴァールバル諸島(スピッツベルゲン)の地質調査
- 古地図・歴史地図の収集・研究(地図学への貢献)
- 北極圏の地質・植物・動物の自然科学的調査
ノルデンショルドの北東航路完全航行は、地理的大発見の時代の締めくくりともいえる偉業であり、北極海航路の可能性を世界に示しました。現在も彼の名はノルデンショルド諸島など北極圏の地名に残されています。
使い方・例文
北極探検史や北東航路の開拓史を学ぶ際、ノルデンショルドの名は必ず登場します。
この用語をシェア
最終更新: