アダプティブオプティクスとは?
あだぷてぃぶおぷてぃくす
アダプティブオプティクスとは、大気の揺らぎなどによる光の波面の乱れをリアルタイムに補正する技術で、天文観測や眼科医療などに活用されています。
アダプティブオプティクス(Adaptive Optics、AO)とは、光学系に生じる波面の乱れをリアルタイムで検出し、変形可能な鏡(デフォーマブルミラー)やその他の補正素子を使って動的に修正する技術です。
地上の大型望遠鏡で宇宙を観測する際、大気の温度差や気流によって光が屈折し、星像がぼやけてしまいます。アダプティブオプティクスはこの問題を克服するために開発されました。仕組みは大きく3つの要素から成ります。
- 波面センサー:ガイド星(自然星またはレーザーで人工的に作った星)を使い、波面の乱れの形を高速に計測する。
- 制御コンピュータ:センサーの計測値をもとに補正量を毎秒数百〜数千回計算する。
- 変形可能な鏡:多数のアクチュエータで鏡面を微細に変形させ、波面を理想的な形に整える。
この技術によって地上望遠鏡でも宇宙望遠鏡に匹敵する鮮明な画像が得られるようになり、系外惑星の直接撮像や恒星表面の詳細観測が可能になりました。また医療分野では、眼の内部(網膜)の細部を高精度で撮像する眼科装置にも応用されており、早期の網膜疾患診断に貢献しています。研究・産業・医療の広範な分野で重要性が増している先端光学技術です。
使い方・例文
「すばる望遠鏡のアダプティブオプティクスシステムを使うことで、大気の乱れを補正して系外惑星を直接撮影することができた」という文脈で登場します。
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