アタランテーとは?
あたらんてー
アタランテーとは、ギリシャ神話に登場する俊足の女狩人で、求婚者に競争を挑む勇猛な英雄として知られる女性神話キャラクターです。
アタランテー(Atalante)はギリシャ神話に登場する人間の女性英雄で、「足の速さでは誰にも負けない」という神がかり的な俊足と弓の腕前を誇る女狩人として描かれます。生まれてすぐに山に捨てられ、クマに育てられたという出自を持ちます。
アタランテーに関わる有名な神話は主に二つあります。一つはカリュドンの猪狩りへの参加で、男たちだけの狩猟に女性として加わり、最初の一矢を放つ功績を上げたとされます。もう一つは求婚者との徒競走の話です。「自分を競走で負かした男と結婚する。ただし負けた男は命を差し出す」という条件を設けたところ、ヒッポメネスが女神アフロディテーから授かった黄金のリンゴを走りながら落として彼女の注意を引き、競走に勝利して夫となったとされます。
彼女の神話が持つ主なテーマは以下のとおりです。
- 女性の自立と強さの象徴
- 求婚・婚姻に対する抵抗と自律性
- アルテミス(狩猟の女神)信仰との関連
- 神々の干渉による人間の命運の変化
後にアタランテーとヒッポメネスは神殿で神の怒りを買い、ライオンに変えられたとも語られます。古代から現代まで絵画・彫刻・文学の題材として繰り返し取り上げられてきた魅力的な人物です。
使い方・例文
西洋絵画では黄金のリンゴを拾うアタランテーの場面が多く描かれ、バロック期の画家たちにとって好まれる神話主題の一つでした。
この用語をシェア
最終更新: