アセノスフェアとは?
あせのすふぃあ
アセノスフェアとは、地球内部でプレートの下に広がる軟らかい岩石の層で、プレートが移動する際の「滑り台」として機能する領域です。
アセノスフェア(asthenosphere)とは、地球の内部構造において、硬いリソスフェア(岩石圏)の下に位置する、比較的軟らかく流動性のある岩石の層のことです。深さは地表からおよそ100〜250キロメートルの範囲に広がっており、地殻とマントル上部にまたがる位置にあります。
アセノスフェアの岩石は高温・高圧の条件下に置かれており、一部が部分溶融した状態(固体と液体の中間的な状態)になっています。この性質により、長い時間スケールで見ると流動性を持ち、塑性変形(ゆっくりと変形する性質)を示します。
アセノスフェアがプレートテクトニクスにおいて重要なのは、その上に乗っているリソスフェア(プレート)が移動するための「土台」となっているからです。対流するアセノスフェアがプレートを動かす力の一因とも考えられており、大陸移動・地震・火山活動といった地球のダイナミックな活動と深く結びついています。
また、アイソスタシー(地殻均衡)の概念においても重要で、氷河が溶けて荷重が減少した地域では、アセノスフェアへの圧力が弱まり、地殻がゆっくりと隆起するリバウンド現象(グレイシャルアイソスタシー)が起きます。地球科学・地球物理学の基礎概念として欠かせない用語です。
使い方・例文
プレートテクトニクスの授業でプレートが動く理由を学ぶとき、その下にあるアセノスフェアが流動性を持つことが、プレート移動の鍵として説明されます。
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