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アウトリガー構造とは?

あうとりがーこうぞう

アウトリガー構造とは、超高層建築において中央のコアと外周柱を剛性の高い張出し梁で繋ぎ、建物の横力抵抗性能と変形を大幅に高める構造システムです。

アウトリガー構造(Outrigger Structure)とは、超高層建築物において、建物中央部に設けられたコア(耐震壁や筒型架構)から、水平方向に張り出した剛性の高い梁(アウトリガー)を外周柱と繋ぐことで、全体の曲げ剛性と横力抵抗性能を飛躍的に高める構造システムです。

通常のコア単体の構造では、強風地震による水平力を受けると建物頂部が大きく変形します。アウトリガーを介して外周柱に力を伝達することで、外周柱がコアの「つっかえ棒」として機能し、全体の変形(層間変位)を効果的に抑制できます。さらに、外周柱を外周に沿ってベルトトラスで繋ぐ「ベルトトラス」を組み合わせると、力の分散がより均等になります。

アウトリガー構造のメリットには次のものがあります。

  • 高さに対してスリムな断面を実現できる
  • コア壁や外周柱の断面を減らし床面積を有効活用できる
  • 風揺れの低減による居住性の向上

一方、アウトリガーが設置される階(機械室フロアなど)は大梁が空間を占有するため、間取りの制約が生じます。世界の超高層ビルの多くがこの構造形式を採用しており、台北101やアブダビのタワー群でも採用されています。日本でも近年の超高層マンションや複合ビルで広く使われています。

使い方・例文

超高層ビルの設計図面や構造解説で「アウトリガー階」という言葉が登場し、その階だけ特殊な大梁が設けられていることが示されます。

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