らせん星雲とは?
らせんせいうん
らせん星雲はみずがめ座に位置する惑星状星雲で、地球に最も近い惑星状星雲の一つとして知られています。
らせん星雲(Helix Nebula)は、みずがめ座に位置する惑星状星雲です。NGC 7293とも呼ばれ、地球からの距離はおよそ650〜700光年とされています。これは惑星状星雲の中では地球に最も近い部類に入り、そのため見かけの大きさが非常に大きい天体です。
惑星状星雲とは、太陽程度の質量をもつ恒星が寿命を終えた際に、外層ガスを放出してできる天体で、中心には白色矮星が残ります。らせん星雲の中心にも高温の白色矮星があり、その強い放射がガスを発光させています。
らせん星雲の主な特徴は次のとおりです。
- 天球上での見かけの大きさは満月の半分程度で、惑星状星雲としては際立って大きい
- 複数のガスのリング状構造が重なり合った複雑な構造をもつ
- 「神の目(Eye of God)」というニックネームで知られ、天文写真が話題になったことがある
- らせん状に見えるのは、複数の方向から放出されたガス殻が重なって見えるため
らせん星雲のガスの外縁付近には「コメタリー・ノット(彗星状の塊)」と呼ばれる多数の小構造が存在し、これらは中心星からの紫外線と星間ガスの相互作用で形成されたと考えられています。天文学的には恒星の晩年の姿を近くで研究できる貴重な天体であり、太陽の将来の姿を知る手がかりともなっています。
使い方・例文
「らせん星雲はみずがめ座にある惑星状星雲で、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した『神の目』の画像で有名になりました」のように、宇宙の画像や恒星進化の解説で登場します。
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