むつごいとは?
むつごい
むつごいとは、主に九州北部で使われる方言で、食べ物の味が「くどい・しつこい・脂っこすぎる」という意味を持つ表現です。
「むつごい」は、福岡県・佐賀県・熊本県など九州北部を中心に広く使われる方言です。標準語では「くどい」「こってりしすぎる」「脂っこくて飽きる」に相当する意味を持ち、主に食べ物の味や食感を表現する際に使われます。
使われる文脈と使い方の特徴を整理すると次のとおりです。
- 脂分や甘みが強すぎて食べ続けるのがつらい状態を指す
- 「このラーメン、むつごくて食べきれん」のように使う
- 食べ物以外でも、態度や話し方がしつこい・くどいという意味で使う場合もある
- 「むつごか」「むつごかね」などの形でも聞かれる
語源については複数の説があり、「むつ」が「むさ苦しい・鬱陶しい」といった古い日本語表現に由来するという説や、「六」に関連する数え方に起源を求める説などがあります。ただし定説は確立されていません。
九州北部の人々にとっては日常的な語感を持つ言葉ですが、標準語話者には通じにくい方言の一つです。九州出身者が東京や関西に出て「むつごい」と言っても伝わらないことが多く、「くどい」に言い換えが必要な場面がよくあります。方言の地域差を示す典型的な例として、方言研究や日本語教育の文脈でも取り上げられます。
使い方・例文
福岡の人が脂っこいとんこつラーメンや甘すぎるスイーツを前にして「これはむつごくて全部食べられん」と言う場面でよく登場します。
この用語をシェア
最終更新: