ほやのしおからとは?
ほやのしおから
ほやのしおからとは、海産物のホヤ(マボヤ)の内臓や身を塩漬けにして発酵・熟成させた珍味で、東北地方の沿岸部を中心に伝わる伝統食品です。
ほやのしおから(保夜の塩辛)は、ホヤ(マボヤ/Halocynthia roretzi)の内臓・水・身などを塩でまぶして熟成させた発酵食品です。一般的な「いかの塩辛」と同じ製法をホヤに応用したもので、東北地方、特に宮城県・岩手県の沿岸部で古くから食べられてきた郷土食です。
特徴は以下のとおりです。
- ホヤ独特の磯の香りと旨味が凝縮されており、好みが分かれる個性的な風味を持ちます。
- 塩分と発酵由来のアミノ酸が豊富で、ごはんのお供や酒の肴として賞味されます。
- 新鮮なホヤほど臭みが少なく、塩辛も上質とされます。
ホヤは三陸沿岸の養殖が盛んで、フランスでも珍重される食材ですが、日本国内でもそのクセの強い香りから「好き嫌いが分かれる食材」として知られています。ほやのしおからはその中でも特に濃縮された旨味があり、三陸の味として観光土産や地元の食文化を語る際に登場します。東日本大震災後に養殖業が打撃を受けましたが、その後の復興とともに産地での生産が再開されています。
使い方・例文
三陸沿岸の漁師町で地元の居酒屋を訪れると、ほやのしおからが「三陸の珍味」として小皿に出され、日本酒との相性を楽しむ一品として登場します。
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