たて座とは?
たてざ
たて座とは、天の川の中に位置する小さな南天の星座であり、17世紀にポーランドの天文学者ヘヴェリウスが設定した比較的新しい星座です。
たて座(Scutum)は、南天の小さな星座で、面積では88星座の中でも下位に位置します。天の川のもっとも濃い部分の近くに存在するため、多数の星雲や星団を含む天文観測上の見どころが多いエリアです。
この星座は1690年頃、ポーランドの天文学者ヨハネス・ヘヴェリウス(ヘベリウス)によって設定されました。当初は「ソビェスキの盾(Scutum Sobiescianum)」と名付けられており、オスマン帝国の侵攻からウィーンを救ったポーランド王ヤン3世ソビェスキを称えたものです。後に現在の「たて座(Scutum)」と改称されました。
たて座の天文的な見どころは次のとおりです。
- 野のM11(散開星団):「野鴨星団」とも呼ばれ、数千個の星が密集する美しい星団
- M26:もう一つの散開星団で小望遠鏡でも観察可能
- たて座スター・クラウド:銀河中心方向の星の密集領域
たて座自体は暗い星が多く、肉眼で星座の形を認識するのはやや難しいですが、双眼鏡や望遠鏡で天の川と合わせて眺めると壮観です。日本では夏から秋にかけて南の空に見えます。
使い方・例文
アマチュア天文家が夏の夜に散開星団M11を双眼鏡で探す際、たて座を手がかりとして利用する場面でよく登場します。
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