くずし字認識とは?
くずしじにんしき
くずし字認識とは、古典籍や古文書に書かれた崩し字(草書体・変体仮名)をAIや画像処理技術で自動的に読み取る技術のことです。
くずし字認識とは、日本の古典籍・古文書に記された草書体の漢字や変体仮名(へんたいがな)など、いわゆる「くずし字」を、コンピュータや人工知能(AI)を用いて自動判読する技術です。
くずし字は現代人には非常に読みにくく、専門的な訓練を積んだ研究者でなければ解読が困難です。日本には膨大な数の未翻刻(未解読)古典資料が存在するため、AIによる自動認識技術の開発は人文学研究のデジタル化において重要な課題となっています。
技術的には、深層学習(ディープラーニング)を用いた画像認識が主流です。大量の古典籍画像と正解テキストのペアをモデルに学習させ、未知の文字画像を自動認識させます。日本では国立国文学研究資料館(国文研)などが大規模データセットを整備し、精度向上に取り組んでいます。
代表的な成果・ツールとしては次のものがあります。
- みを(miwo)—— スマートフォンアプリで一般向けにも提供
- KuroNet —— 国文研が開発したくずし字認識エンジン
- IIIF対応ビューアとの連携による古典籍デジタル閲覧
くずし字認識の発展は、研究者だけでなく一般市民が古典資料に直接アクセスする機会を広げ、文化財のデジタル民主化を推進しています。
使い方・例文
スマートフォンのカメラで古文書の写真を撮影し、くずし字認識アプリに読み込ませると、AIがリアルタイムで現代語に翻字してくれるサービスが実用化されています。
この用語をシェア
最終更新: