あさとは?
あさ
あさ(麻)とは、アサ科の一年草で、茎の繊維から布・縄・紙などを作り、種子は食用・薬用にも利用される歴史的に重要な有用植物です。
あさ(麻、学名:Cannabis sativa)は、アサ科アサ属の一年草で、熱帯から温帯にかけて広く分布する有用植物です。茎の靭皮(じんぴ)繊維、種子(麻の実)、葉・花など各部位が多岐にわたる目的で利用されてきた歴史があります。
繊維としての麻は世界最古の栽培植物のひとつとされ、縄文時代の遺跡からも麻の繊維が発見されています。茎から採れる強靭な繊維は、布(麻布)・縄・ロープ・帆布・紙などに加工され、綿が普及するまでは衣料や産業用途で中心的な役割を担っていました。現代でも通気性・吸湿性に優れた麻素材の衣類や、環境に優しい素材として注目されています。
種子(ヘンプシード)は栄養価が高く、良質なたんぱく質・必須脂肪酸(オメガ3・オメガ6)・ミネラルを豊富に含みます。日本では「麻の実」として七味唐辛子の原料にも使われてきました。
一方、麻の葉や花には向精神性物質(THC)を含む品種が存在し、日本では大麻取締法によって栽培・所持が厳しく規制されています。ただし、繊維用として改良された「工業用ヘンプ」はTHC含有量が極めて低く、欧米を中心にサステナブル素材として農業・建材・食品分野での利活用が進んでいます。
使い方・例文
伝統的な神社の注連縄(しめなわ)や弓道の弦に麻が使われているほか、スーパーフードとして麻の実を振りかけたサラダやスムージーが健康志向の食卓に登場します。
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