心臓とは?構造と働き・血液の流れをわかりやすく解説
公開 2026年7月2日
心臓とは、規則正しく収縮と拡張をくり返し、血液を全身へ送り出すポンプの役割をもつ器官です。にぎりこぶしほどの大きさで、胸のほぼ中央からやや左寄りに位置し、主に心筋という筋肉でできています。一生の間、休むことなく動き続け、体のすみずみに酸素や栄養を届けています。
心臓の役割
心臓の最も大切な働きは、血液を循環させることです。血液は酸素や栄養、ホルモンなどを全身の細胞へ運び、同時に二酸化炭素や老廃物を回収します。心臓というポンプが止まれば血液の流れも止まり、細胞は酸素不足におちいります。心臓は文字どおり生命を支える中心的な器官です。
心臓の構造
心臓の内部は4つの部屋に分かれています。上側にある2つの部屋を心房、下側にある2つの部屋を心室と呼びます。右側には右心房と右心室、左側には左心房と左心室があります。血液を強い力で送り出す心室は、心房よりも筋肉の壁が厚くなっています。
各部屋の出入り口には弁があり、血液が一方向にだけ流れ、逆流しないようにする「弁」の役割を果たしています。弁が開いたり閉じたりすることで、血液は決まった順路を進んでいきます。
血液の流れ
血液の流れには大きく2つの経路があります。1つは肺循環で、全身から戻ってきた血液が右心房から右心室へ進み、肺へ送られて酸素を受け取り、二酸化炭素を放出します。もう1つは体循環で、肺で酸素を得た血液が左心房から左心室へ入り、大動脈を通って全身へ送り出されます。全身をめぐった血液は再び右心房へ戻り、この2つの循環がくり返されます。
拍動と脈拍
心臓が収縮と拡張をくり返す動きを拍動といいます。拍動は心臓自身が発する電気信号によって規則正しく起こります。心臓が血液を押し出すたびに動脈の壁が波打ち、これを手首や首すじで感じられるものが脈拍です。安静時の大人の脈拍はおおよそ1分間に60〜100回とされ、運動や緊張などによって変化します。