台風とは?発生の仕組み・強さの階級・備えをわかりやすく解説
公開 2026年7月2日
台風とは、暖かい海の上で生まれた熱帯低気圧のうち、勢力が一定以上に発達したもののことです。夏から秋にかけて日本に接近し、強い風と大量の雨で私たちの暮らしに大きな影響をあたえます。ここでは台風の定義や仕組み、強さの表し方、そして備えについて整理します。
台風の定義
熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びます。このうち北西太平洋や南シナ海にあり、中心付近の最大風速(10分間の平均風速)がおよそ17メートル毎秒(約17.2メートル毎秒)以上に発達したものを、日本では「台風」と呼びます。同じ種類の現象でも、発生する海域によって「ハリケーン」や「サイクロン」など名前が変わります。
発生の仕組み
台風のエネルギー源は、暖かい海から供給される水蒸気です。海面の温度が高いと、たくさんの水蒸気が蒸発して上昇します。この水蒸気が上空で冷えて雲になるとき熱を放出し、その熱がまわりの空気をさらに暖めて上昇気流を強めます。こうして中心の気圧が下がり、まわりから風が吹き込んで渦を巻きながら、次第に発達していきます。
強さと大きさの階級
台風の勢力は「強さ」と「大きさ」の二つで表されます。強さは最大風速で分けられ、33メートル毎秒以上を「強い」、44メートル毎秒以上を「非常に強い」、54メートル毎秒以上を「猛烈な」台風と呼びます。大きさは、風速15メートル毎秒以上の強風域の半径で決まり、半径500キロメートル以上を「大型」、800キロメートル以上を「超大型」といいます。
進路の傾向
台風は、上空を吹く風や太平洋高気圧のふちに沿って動きます。多くはまず西へ進み、その後は高気圧のまわりを回るように北や東へ向きを変えて、日本付近を通ることが多くなります。ただし進路はそのときの気圧配置によって変わるため、最新の予報をこまめに確認することが大切です。
台風への備え
台風が近づく前に、窓や雨戸を補強し、屋外の飛ばされやすい物は屋内へ片づけます。側溝や排水口の掃除で浸水を防ぎ、懐中電灯や飲料水、非常食を準備しておきましょう。ハザードマップで自宅の危険度と避難場所を確認し、暴風や大雨が強まる前に、早めの行動を心がけることが身を守るうえで重要です。