五感とは?視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の働きをわかりやすく解説
公開 2026年7月13日
五感とは
五感(ごかん)とは、人間が外界の情報を受け取るために備わっている視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5種類の感覚の総称です。それぞれの感覚器官が外部からの刺激を受け取り、神経を通じて脳へ信号を送ることで、私たちは周囲の世界を認識しています。
視覚
視覚は目を感覚器官とし、光の刺激を受け取る感覚です。角膜・水晶体を通った光が網膜上に像を結び、視神経を介して脳の視覚野へ伝わります。色・形・動き・距離など膨大な情報を処理しており、人間が得る情報の約8割は視覚によるものとも言われています。
聴覚
聴覚は耳を感覚器官とし、空気の振動(音波)を受け取る感覚です。外耳から入った音波は鼓膜を振動させ、耳小骨を経て内耳の蝸牛に伝わります。蝸牛内の有毛細胞が振動を電気信号に変換し、聴神経を通って脳に届きます。言語の理解やコミュニケーションにも深く関わっています。
嗅覚
嗅覚は鼻を感覚器官とし、空気中の化学物質(においの分子)を検知する感覚です。鼻腔の奥にある嗅上皮の嗅細胞がにおい分子を捉え、嗅神経を通じて大脳辺縁系へ直接信号を送ります。感情や記憶と強く結びついているのが特徴です。
味覚
味覚は舌を主な感覚器官とし、食べ物や飲み物に含まれる化学物質を感知する感覚です。舌の表面にある味蕾(みらい)が甘味・酸味・塩味・苦味・うま味の5つの基本味を識別し、脳へ伝えます。嗅覚と連携することで、より複雑な風味として認識されます。
触覚
触覚は皮膚を感覚器官とし、圧力・温度・痛みなどの刺激を感知する感覚です。皮膚に分布する各種受容器が刺激を電気信号に変換し、脊髄を経て脳の体性感覚野へ伝達します。体の安全を守るうえで重要な役割を果たしています。
第六感について
日常語では、五感を超えた直感的な知覚を第六感と呼ぶことがあります。科学的には確立された感覚ではありませんが、身体の傾きや加速を感知する平衡感覚、筋肉や関節の位置を把握する固有感覚なども人間が持つ重要な感覚として研究されています。