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SLAP損傷とは?

えすらっぷそんしょう

SLAP損傷とは、肩関節の上方にある軟骨(上方関節唇)が剥離または断裂した状態で、スポーツや外傷で起こります。

SLAP損傷(SLAP lesion)とは、肩関節を構成する肩甲骨の関節窩(かんせつか)の縁を覆う線維軟骨リング「関節唇(かんせつしん)」のうち、上方(Superior)の部分が前方(Anterior)から後方(Posterior)にかけて剥離・断裂した状態を指します。Superior Labrum Anterior to Posteriorの頭文字を取ってSLAPと呼ばれます。

関節唇は肩関節の安定性を保ち、上腕二頭筋長頭腱が付着する重要な組織です。SLAP損傷では上腕二頭筋腱の付着部が傷つくことが多く、肩の深部痛・引っかかり感・脱力感などが生じます。

主な原因・分類は以下の通りです。

  • 転倒時に手をついて起こる急性外傷(衝撃による圧迫)
  • 野球の投球・テニスなど腕を繰り返し頭上に振る動作による慢性障害
  • 重量挙げや格闘技などコンタクトスポーツによる損傷
  • MRI検査での所見により4つの型(I〜IV型)に分類される

症状は肩の深部の痛み・引っかかり・クリック音・投球時の力の入りにくさなどです。診断にはMRI(造影)が有用で、保存療法(リハビリテーション)が第一選択となりますが、症状が改善しない場合には関節鏡(内視鏡)を用いた外科的修復術が行われます。スポーツ復帰までには半年程度の期間を要することが多い傷害です。

使い方・例文

野球の投手が繰り返す投球動作で肩の深部に痛みを感じ、球速や制球力が落ちてきた場合、SLAP損傷を疑って整形外科でMRI検査を受けることがあります。

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