Roland TR-909とは?
ろーらんど てぃーあーる きゅうぜろきゅう
Roland TR-909とは、ローランドが1983年に発売したドラムマシンで、ハウスやテクノ音楽の礎を築いた伝説的な機器です。
Roland TR-909(ティーアール・キューゼロキュー)は、日本の楽器メーカー・ローランドが1983年に発売したリズムマシン(ドラムマシン)です。前モデルのTR-808とともに、エレクトロニック・ダンスミュージックの歴史を変えた革命的な機器として高く評価されています。
TR-909はアナログ回路とデジタルサンプリングを組み合わせたハイブリッド設計が特徴で、バスドラムやスネアなどの低音系はアナログ合成、ハイハットやシンバルなどはデジタルサンプルで生成します。発売当初は「本物のドラムの代替」を目指した製品でしたが、生演奏との比較では違和感があるとしてプロの現場では受け入れられず、販売不振により製造中止となりました。
しかし1980年代後半にシカゴのハウスDJやデトロイトのテクノアーティストたちが中古市場から安価に入手し、独特のキックドラムやクローズドハイハットの音を活用して楽曲制作に用いたことで、その音はハウス・テクノ・アシッドの「象徴的サウンド」となりました。
現在では本物の実機は希少で高価格で取引されており、ローランドは2014年にTR-8、2017年にTR-909の音を忠実に再現したTR-09(Boutique シリーズ)を発売しています。毎年9月9日(9/9)は「909 Day」として世界各地でイベントが開催されています。
使い方・例文
「往年のハウスクラシックはほぼTR-909のキックで作られている」というように、エレクトロニック音楽の制作や歴史を語る場面で頻繁に登場します。
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