MMSEとは?
えむえむえすいー
MMSEとは、認知機能の低下を簡便にスクリーニングするための標準的な神経心理学的検査です。
MMSE(Mini-Mental State Examination:ミニメンタルステート検査)は、1975年にフォルスタインらが開発した認知機能評価ツールです。医療・介護の現場で広く使われており、認知症の早期発見やその重症度の把握を目的としています。
検査は30点満点で、以下のような項目で構成されています。
- 見当識:現在の日付・曜日・季節・場所などを答える
- 記憶:3つの単語を覚えて後から思い出す
- 注意・計算:「100から7を順に引く」などの計算課題
- 言語:物の名称を答える、文章を復唱する、指示に従って動作する
- 図形模写:重なった五角形を手で描く
一般的に27〜30点が正常範囲とされ、23点以下は認知症の疑いが強いと判定されます。検査時間は10〜15分程度と短く、特別な機器を必要としないため、外来や訪問診療でも実施しやすいのが特徴です。
ただし、教育歴や文化的背景によってスコアが影響を受けやすいという限界もあります。そのため、MMSEの結果だけで診断を確定するのではなく、他の検査や問診と組み合わせて総合的に判断することが重要です。近年はMoCA(モカ)など別の認知機能検査も補完的に使われています。
使い方・例文
内科外来を受診した高齢者が「最近物忘れが増えた」と訴えた際、医師がMMSEを実施してスコアを確認し、必要に応じて専門医に紹介するといった場面で登場します。
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