LCRメータとは?
えるしーあーるめーた
LCRメータとは、電気部品のインダクタンス・静電容量・抵抗を精密に測定する計測器です。
LCRメータは、コイル(L:インダクタンス)・コンデンサ(C:静電容量)・抵抗(R:レジスタンス)という3種類の受動素子の電気的特性を測定する専用の計測器です。これら3つの頭文字をとって「LCR」と呼ばれています。
測定の原理は交流インピーダンス法です。測定対象に対して特定の周波数の交流信号を印加し、流れる電流と電圧の比(インピーダンス)および位相差を測定することで、L・C・R各成分の値を算出します。測定周波数は機種によって数Hzから数MHzまで設定でき、実際の使用環境に近い条件での特性評価が可能です。
LCRメータが測定できる主なパラメータは以下のとおりです。
- インダクタンス(L)と等価直列抵抗(ESR)
- 静電容量(C)と誘電損失(tanδ)
- 抵抗(R)とリアクタンス(X)
- 品質係数(Q値)やインピーダンス(Z)
電子部品の受入検査・品質管理・回路設計の検証など、製造現場や研究開発の場で幅広く使われます。テスターと異なり、周波数依存性のある素子特性を正確に把握できる点が大きな利点です。
使い方・例文
基板実装前のコンデンサをLCRメータに挟んで容量値や損失係数を確認し、規格外品を弾く検査工程で登場します。
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