IIIFとは?
あいいいあいえふ
IIIFとは、世界中の図書館・美術館・博物館がデジタル画像を相互運用可能な形で共有・公開するための国際標準規格です。
IIIF(International Image Interoperability Framework、アイ・アイ・アイ・エフ)とは、デジタル化された画像資料をウェブ上で標準的な方法で共有・提示・比較するための国際的な技術仕様群です。図書館・博物館・美術館・大学などの文化機関が共同で策定・推進しています。
IIIFが生まれた背景には、各機関がそれぞれ独自のビューアやAPIでデジタル資料を公開していたため、異なる機関の資料を横断して比較・利用することが困難だったという問題があります。IIIFはAPIを標準化することで、どの機関のリソースも同一のビューアで閲覧・比較できる相互運用性を実現しました。
主要なAPIは以下のとおりです。
- Image API —— 画像の配信サイズ・回転・トリミングなどを指定するAPI
- Presentation API —— 資料の構造(ページ順序・メタデータ)を定義するManifestと呼ばれるJSONファイル
- Search API —— コンテンツ内テキスト検索
- Authentication API —— アクセス制御
利用者はUniversal Viewer・Mirador・Clover IIIFなどのオープンソースビューアでIIIF対応資料を閲覧できます。また異なる機関の資料を並べて比較したり、自分だけの「バーチャル展示」を構築したりすることも可能です。国立国会図書館・国文研・大英図書館・メトロポリタン美術館など世界中の主要機関がIIIF対応を進めています。
使い方・例文
IIIFに対応した古典籍デジタルアーカイブでは、国立国会図書館と海外大学図書館が所蔵する同一写本の別写本を、同一ブラウザ画面に並べてページごとに比較閲覧することができます。
この用語をシェア
最終更新: