CLT工法とは?
しーえるてぃーこうほう
CLT工法とは、直交集成板(CLT)を構造材として用いる建築工法で、木造建築の大型化・高層化を可能にします。
CLT(Cross Laminated Timber=直交集成板)工法とは、ひき板(ラミナ)を繊維方向が直交するよう重ねて接着したパネルを構造材として使用する建築工法です。合板と同様の原理を分厚い木材パネルに応用したもので、強度・寸法安定性・断熱性に優れます。
CLTパネルは厚さが数センチから数十センチに達し、壁・床・屋根のすべての構造体として使用できます。繊維を互い違いに積層することで一方向への弱さを補い、コンクリートスラブのような面構造として機能します。工場でパネルを精密に加工してから現場で組み立てるプレファブ方式が一般的で、施工期間の短縮や廃材の削減にも貢献します。
CLT工法のメリットとして以下が挙げられます。
- 木材の炭素固定による環境負荷の低減
- 断熱性・遮音性の高さ
- コンクリートや鉄骨では難しい大空間の木質化
- 表面を現しにして温もりある内装を実現
日本では2016年のCLT関連建築基準の整備以降、公共施設や中層木造建築への採用が進んでいます。ヨーロッパでは10階を超える木造高層建築にも用いられ、持続可能な建築材料として世界的に注目が高まっています。
使い方・例文
「この図書館はCLT工法を採用しており、厚さ20センチの木製パネルが壁と床を兼ねた構造で、内部に木の温もりを感じさせます。」
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