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黒曜石とは?

こくようせき

黒曜石とは、火山活動によって生まれたガラス質の岩石で、割ると鋭利な断面になることから古代より石器の材料として利用されてきました。

黒曜石(こくようせき、Obsidian)は、流紋岩質のマグマが急冷されて固まった天然ガラス火山岩です。二酸化ケイ素(SiO₂)を豊富に含み、結晶化する余裕なく急速に固まるため、内部にはほとんど結晶が形成されません。

見た目は黒〜濃い灰色でガラスのような光沢をもちますが、鉄分の含有量や微細な気泡の分布によって、茶色・赤茶色・縞模様が入るものもあります。最大の物理的特性は貝殻状断口(コンコイダル破断)で、割れた断面が非常に鋭利になります。この性質から旧石器・縄文時代には石鏃(矢じり)や石匙(ナイフ)などの石器材料として各地で珍重されました。

日本では北海道の白滝・十勝三股、長野の和田峠、伊豆諸島の神津島などが主要な産地として知られています。黒曜石の産地と遺跡で見つかった黒曜石の分布を照合することで、縄文時代の交易・交流ルートを推定する研究にも利用されています。

現代では宝飾品・装飾品のほか、考古学的調査・地質学の研究対象としても重要な役割を担っています。

使い方・例文

地理・地学の授業では火山岩の例として登場し、考古学では縄文時代の交易研究の証拠として扱われます。

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最終更新:

同じ読みのことば

「こくようせき」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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