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鶯色とは?

うぐいすいろ

ウグイスの羽根のような、くすんだ黄緑色を指す日本伝統色です。

鶯色(うぐいすいろ)とは、野鳥のウグイス(鶯)の羽の色をもとにした日本伝統色で、黄みがかったくすんだ緑色を指します。英語では「olive green」に近い色調とも言われますが、日本語の鶯色はより黄みが強く、落ち着いた渋みを持つのが特徴です。

ウグイスは「春告げ鳥」として古くから日本人に親しまれ、その鳴き声(ホーホケキョ)とともに春の象徴とされてきました。鶯色はその美しい羽の色から名付けられ、平安時代の文学や装束にも登場します。ただし実際のウグイスの羽は黄緑がかったオリーブ色であり、一般的なイメージよりも地味な色合いです。

萌黄色や若草色と混同されることもありますが、鶯色はより彩度が低く、くすんだ深みのある色合いが特徴です。着物の色として用いられるほか、茶道具や陶磁器の釉薬、伝統工芸品の配色にも活用されてきました。

現代では和菓子の「うぐいす餅」の鮮やかな緑色と混同されることもありますが、あのきな粉の緑色は抹茶などで着色したものです。伝統色としての鶯色は、落ち着いた和の配色を求めるデザインや工芸に今も使われています。

使い方・例文

茶室の壁や和室の建具に鶯色が用いられることがあり、侘び寂びの雰囲気を演出する色として和のインテリアにも登場します。

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