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鬼の目にも涙とは?

おにのめにもなみだ

「鬼の目にも涙」とは、冷酷で厳しい人でも、時には感動して涙を流すことがあるというたとえのことわざです。

「鬼の目にも涙」は、残酷・非情・強面として知られる人物であっても、感動的な場面や心打たれる出来事に遭遇したときには、人並みに涙を見せることがあるという意味のことわざです。「鬼」は仏教・民間信仰における恐ろしい存在の象徴として使われており、その鬼でさえ涙を流すという逆説的な表現が核心です。

このことわざが含意することは大きく二つあります。

  • どんな人間にも感情はある——非情に見える人物も、本質的には感受性や情をもっているという人間観
  • 感動・共感の普遍性——美しいもの、悲しいもの、感動的なものは人の心を動かすという普遍的な力への信頼

類似のことわざとして「石部金吉も情けに動く」「鬼も十八、番茶も出花」などがあります。「鬼の目にも涙」は普段は感情を見せない上司や厳格な親が、卒業式や式典で目を潤ませている様子などに対して使われることが多く、驚きとともに人間的な一面を発見した感慨を表現します。

使い方・例文

普段は厳しくて怖いと有名な上司が部下の送別会で涙をぬぐった場面を見て、「鬼の目にも涙だね」と同僚が囁くような使い方をします。

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