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触らぬ神に祟りなしとは?

さわらぬかみにたたりなし

関わりを持たなければ災難を招くこともないという意味のことわざで、余計な干渉を避けることの賢明さを説きます。

「触らぬ神に祟りなし」とは、「関係のない物事やデリケートな問題には手を出さなければ、禍(わざわい)に巻き込まれることはない」という意味の日本ことわざです。神や霊的な存在を粗末に扱ったり不用意に触れたりすれば祟られるという日本古来の信仰観を背景に生まれた表現です。

このことわざが示す教訓には大きく二つの側面があります。一つは「危険なものや厄介な問題には近づかないことが身を守る」という現実的な処世術としての意味です。もう一つは「無用な干渉が新たなトラブルを生む」という戒めで、他人の争いや敏感な問題に首を突っ込まないことを勧めています。

この表現は日常のさまざまな場面で使われます。

  • 職場でのトラブルに関与しないことを正当化する場面
  • 政治・宗教など対立を生みやすい話題を避ける場面
  • 不機嫌な人や権力者への不用意な接触を避ける際
  • リスクの高い投資や取引から距離を置く判断の表現

英語のことわざ「Let sleeping dogs lie(眠っている犬を起こすな)」と意味が近く、「放っておくのが最善」という普遍的な人間の知恵を示しています。ただし、このことわざを安易に使うと「見て見ぬふり」「不作為の正当化」として批判されることもあり、状況によって適切な行動を見極める判断力が求められます。

使い方・例文

同僚どうしの口論に周囲の社員が「触らぬ神に祟りなし」と関与を避ける場合、その表現は余計な仲裁が事態を悪化させるリスクを避けるという判断を表しています。

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