高周波雑音(EMI)とは?
こうしゅうはざつおん
高周波雑音(EMI)とは、電子機器から放射・伝導される不要な電磁波や電気的ノイズのことで、他の機器の動作に悪影響を与える電磁妨害のことです。
高周波雑音(EMI: Electromagnetic Interference)とは、電子機器や電気回路が動作する際に意図せず発生・放射する高周波の電磁エネルギーが、周囲の機器や通信に干渉を引き起こす現象です。電磁妨害とも訳されます。
EMIには伝播経路によって2種類あります。
- 伝導EMI — 電源ラインや接地線を通じて他の機器へ伝わるノイズ
- 放射EMI — 空間を電磁波として伝播し、他の機器のアンテナや回路に誘起されるノイズ
主な発生源はスイッチング電源・モーター・インバータ・CPUなど急峻な電流変化を伴うデバイスです。周波数が高くなるほど放射効率が上がるため、高速デジタル回路や無線通信機器では特に注意が必要です。
EMI対策としては、フェライトコア(EMIフィルタ)の挿入、シールドケースによる遮蔽、適切なグラウンド設計、プリント基板のレイアウト最適化などが行われます。各国・地域では機器の販売にあたりEMI規格(日本のVCCIやEUのCEマーキング、米国のFCC規制)への適合が義務付けられており、製品開発段階での対策が不可欠です。
使い方・例文
「スイッチング電源が発するEMIがラジオ受信に干渉した」「基板設計の段階でEMI対策としてグラウンドプレーンを強化した」のような場面で使います。
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