駒込ピペットとは?
こまごめぴぺっと
駒込ピペットとは、液体を少量ずつ正確に吸い取って移すために使われる、先端が細く絞られたガラス製またはプラスチック製の実験器具です。
駒込ピペットは、実験室や理科の授業でよく使われる液体移送用の器具です。上部にゴム球(パスツール球)が付いており、指でゴム球を押しつぶしてから先端を液体に差し込み、ゆっくり放すことで液体を吸い上げ、任意の場所へ移すことができます。
名前の由来は、東京の駒込病院(現・東京都立駒込病院)の医師・二木謙三が考案したとされることから来ています。明治時代末期から大正時代にかけて普及し、日本独自の呼称として定着しました。海外では「パスツールピペット」と呼ばれることも多く、細菌学の発展とともに医療・研究の現場に広まりました。
主な用途は次のとおりです。
- 試薬や培養液の少量分取
- 水溶液のpH調整のための滴下
- 生物の観察標本作成時の染色液添加
- 化学実験における指示薬の滴加
精密な定量が必要な場合はメスピペットやマイクロピペットが用いられますが、駒込ピペットは安価で使い捨てもでき、中学・高校の理科教育から専門的な研究まで幅広く活躍しています。
使い方・例文
理科の実験で酢酸カーミン液を細胞の観察スライドに1〜2滴たらすときや、試験管の溶液を少量だけ別の容器へ移すときに駒込ピペットが使われます。
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