本文へスキップ

パスツールとは?

ぱすつーる

パスツールは19世紀フランスの科学者で、微生物学と免疫学の基礎を築き、狂犬病ワクチンの開発など医学・食品科学に革命をもたらした人物です。

ルイ・パスツール(Louis Pasteur、1822〜1895)は、フランス化学者・微生物学者です。「細菌が病気を引き起こす」という病原菌説(細菌病因論)を実験的に確立し、近代微生物学・免疫学の父と称されています。

パスツールはもともと化学者として出発し、酒石酸の光学異性体を発見するなど化学の分野でも先駆的な業績を上げました。その後、発酵の研究を通じて微生物の役割を解明し、「自然発生説」(生命は無機物から自然に生まれるという当時の通説)を白鳥の首型フラスコを用いた実験で否定しました。

パスツールの主な業績は以下のとおりです。

  • 低温殺菌法(パスツリゼーション)の発明:ワインやビール、牛乳の腐敗防止に応用
  • ニワトリコレラ・炭疽菌ワクチンの開発:弱毒化ワクチンの原理を実証
  • 狂犬病ワクチンの開発(1885年):少年ジョゼフ・マイスターへの初投与で成功
  • 蚕の病気(微粒子病・フラシェリ)の原因究明と防止策の提案

パスツールの研究は医学・獣医学・食品産業など多方面に革命をもたらしました。1888年にはパリにパスツール研究所が設立され、現在も感染症研究の世界的拠点として機能しています。「偶然は準備された心にのみ訪れる」という彼の言葉は、科学の姿勢を語る名言として今も引用されています。

使い方・例文

牛乳パックに記載されている「低温殺菌」はパスツールが考案した技術であり、彼の名にちなんで「パスチャライズド(pasteurized)」と呼ばれています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語