低温殺菌とは?
ていおんさっきん
低温殺菌とは、食品を比較的低い温度で一定時間加熱することで、風味や栄養素を損なわずに病原菌を死滅させる殺菌方法のことです。
低温殺菌(ていおんさっきん)とは、食品の風味・色・栄養価をできるだけ保持しながら、病原性微生物を不活化するために、高温短時間殺菌よりも低い温度帯で加熱処理を行う技術です。英語では「パスチャライゼーション(Pasteurization)」といい、19世紀にフランスの科学者ルイ・パスツールが微生物と腐敗の関係を解明したことに由来します。
牛乳を例にとると、代表的な方法は以下の通りです。
- 低温長時間殺菌(LTLT):63〜65℃で30分間加熱。風味が最も保たれるとされ、高品質牛乳に用いられる。
- 高温短時間殺菌(HTST):72〜75℃で15〜20秒間加熱。現在の牛乳製造の主流。
- 超高温瞬間殺菌(UHT):120〜150℃で2〜4秒。ロングライフ牛乳(常温保存可)に採用。
低温殺菌は、ジュース・ビール・ワイン・液卵・チーズなど多様な食品に応用されています。細菌の芽胞(胞子)は完全には除去できないため、開封後は冷蔵保存が必要です。
近年、生の食品本来の風味や栄養素(熱に弱いビタミンCや酵素など)を重視する消費者が増え、低温殺菌牛乳の需要が再評価されています。超高温殺菌と比べて賞味期限は短くなりますが、味わいのなめらかさが特徴とされています。
使い方・例文
スーパーで「低温殺菌牛乳」と表示された製品は63℃・30分などの方法で処理されており、加熱しすぎないぶん風味が豊かだとされ、コーヒーとの相性を重視する人に選ばれます。
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