音響チューニングとは?
おんきょうちゅーにんぐ
音響チューニングとは、会場や機器の特性に合わせて音質・音量バランスを最適化する調整作業のことです。
音響チューニングとは、音響システムや会場の特性に応じて、スピーカー・アンプ・イコライザーなどの機器パラメータを調整し、目的とする音響特性を実現する作業を指します。ライブ音響・ホームシアター・車載オーディオ・録音スタジオなど幅広い分野で行われます。
会場や空間には固有の「音響特性」があります。天井の高さ・壁の素材・形状によって特定の周波数が増幅されたり減衰したりするため、そのままスピーカーから音を出すと不自然な音になります。音響チューニングでは、測定用マイクとRTA(リアルタイムアナライザー)やFFTアナライザーを使って会場の周波数特性を計測し、その結果をもとにイコライザーやディレイで補正を加えます。
代表的な作業内容は以下のとおりです。
- 周波数特性の測定と不要な共鳴ピークの除去
- 複数スピーカー間の位相・タイムアライメントの調整
- ハウリングが起きやすい周波数の特定と抑制
- 音圧レベルの均一化(会場内どこでも同じ音量になるよう調整)
プロの音響チューニングには専用ソフト(Smaart・EASERA・REWなど)が使われることが多く、デジタルプロセッサーの普及によって以前より精密な調整が可能になっています。適切な音響チューニングは、音楽の明瞭度向上・疲労感の軽減・アーティストのパフォーマンス向上にも直結します。
使い方・例文
新しいホールでのコンサート前に、音響エンジニアが測定マイクを客席各所に置いて周波数特性を計測し、低音域の過剰な膨らみをグラフィックイコライザーで補正するといった場面で用いられます。
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