本文へスキップ

錐体細胞とは?

すいたいさいぼう

錐体細胞とは、眼の網膜に存在する光受容細胞の一種で、色の識別と明るい場所での鮮明な視覚を担う視細胞です。

錐体細胞(すいたいさいぼう、円錐細胞)は、眼球の内側にある網膜に分布する視細胞(光受容細胞)の一種です。細胞の先端部分が円錐(コーン)形をしていることから「コーン細胞(cone cell)」とも呼ばれます。

錐体細胞の主な役割は次の二つです。

  • 色の識別:特定の波長の光に反応する光感受性タンパク質(オプシン)を持ち、光の波長の違いを色として認識する
  • 高精細な視覚:明るい環境(昼光視)で細かい形や模様を鮮明に見る

ヒトの錐体細胞には、感度のピークが異なる三種類があります。L錐体(赤感受性)・M錐体(緑感受性)・S錐体(青感受性)の三種類が組み合わさって、私たちが感じるあらゆる色を作り出しています。これを三色型色覚と言い、この錐体の一部が先天的に欠損・機能低下すると「色覚異常(色盲)」が生じます。

錐体細胞は、網膜の中心部にある黄斑とその中心の中心窩(ちゅうしんか)に高密度に集中しています。中心窩では1つの錐体細胞に1本の神経繊維が対応するため、視力が最も高くなります。一方、暗い場所(薄明視・暗所視)では錐体細胞はほとんど機能せず、別の視細胞である桿体細胞(かんたいさいぼう)が主役を担います。

加齢黄斑変性や糖尿病網膜症などの疾患で錐体細胞が損傷すると、視力低下や色の見え方の異常が起こります。

使い方・例文

暗い映画館に入った直後は周りがよく見えませんが、これは錐体細胞が暗所では機能しにくいためで、徐々に桿体細胞が順応して見えるようになります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語