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遠心分離機とは?

えんしんぶんりき

遠心分離機とは、高速回転による遠心力を利用して、液体中の粒子や異なる密度の成分を分離する装置です。

遠心分離機(遠心機・セントリフュージ)は、試料を高速で回転させることで生じる遠心力を利用し、密度の異なる物質や粒子と液体を分離する実験・工業用装置です。回転速度は毎分数百回転から数万回転以上まで幅広く、用途に応じて使い分けられます。

遠心分離の原理は、重力と同じ方向に働く遠心力が密度の大きい成分ほど強く作用することにあります。密度の大きい粒子や成分はチューブの底・外側に沈降(ペレット)し、密度の小さい成分は上清として残ります。

主な種類と用途は以下のとおりです。

  • 卓上型・低速遠心機:血液の血漿分離、細胞の回収など一般的な実験に使用
  • 高速遠心機:細菌細胞やミトコンドリアなどの細胞小器官の分画に使用
  • 超遠心機:ウイルス粒子・リポタンパク質・核酸の分離精製に使用

医療分野では血液検査のための血清分離に使われ、食品工業では牛乳からのクリーム分離、化学工業では廃液処理や結晶の回収に活用されます。また洗濯機の脱水槽も遠心力を利用した一種の遠心分離機です。科学研究から日常生活まで幅広く応用されている基本的な分離技術です。

使い方・例文

採血後の血液をチューブに入れて遠心分離機にかけると、赤血球・白血球が底に沈み、上澄みの血清が得られ、各種血液検査に使われます。

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