道具屋とは?
どうぐや
道具屋とは、上方落語の古典演目のひとつで、何も知らないまま道具市で買い集めた品を売ろうとする男の滑稽を描いた噺です。
道具屋(どうぐや)は、上方落語の古典演目のひとつです。主に大阪の落語文化のなかで長く演じられてきた滑稽噺であり、東京落語(江戸落語)でも演じられます。
あらすじは、仕事のできない男(もしくは怠け者)が叔父などに促され、道具市(骨董市・露天の中古品市)で安く仕入れた品を路上で売ろうとするというものです。しかし男は道具についての知識が全くなく、客から品物について問われるたびにとんちんかんな答えを返してしまいます。代表的なくだりでは、
- 刀の鑑定を求められ、でたらめな由来を語る
- 陣太鼓と問われて「打ちます(売ります)」と答える
- 煙管(きせる)の名産地を問われて的外れな返答をする
この演目の魅力は、知ったかぶりと無知の絶妙なバランスによる言葉遊びと、大阪弁特有のテンポのよいやりとりにあります。落語の中でも比較的短めの演目で、初心者にも親しみやすく、若手落語家がよく稽古する演目としても知られています。古道具・骨董・露天商といった昭和以前の庶民文化を背景に持つため、江戸・明治期の生活風俗を感じさせる演目でもあります。
使い方・例文
落語の演目を紹介する文章や番組表で「道具屋」という言葉が登場します。また、骨董や古道具をテーマにした文脈でも、この噺が引き合いに出されることがあります。
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