本文へスキップ

超苦鉄質岩とは?

ちょうくてつしつがん

超苦鉄質岩とは、鉄・マグネシウムを主成分とする苦鉄質鉱物(オリビンや輝石など)が90%以上を占める岩石の総称で、地球マントルを構成する主要岩石です。

超苦鉄質岩(ちょうくてつしつがん、英: ultramafic rock)は、岩石の化学組成に基づく分類において、苦鉄質鉱物(オリビン・輝石角閃石など)が体積の90%以上を占める火成岩・変成岩の総称です。珪酸(SiO₂)含有量が45%以下と極めて低い点が特徴です。

代表的な岩石として、かんらん岩(ペリドタイト)・ダナイト・ハルツバーガイト・デュナイトなどが挙げられます。これらは地球マントルの主要構成物質であり、地表には海洋プレートの沈み込みや断層帯での上昇によって露出することがあります。

産状と分布について、超苦鉄質岩はオフィオライト(海洋地殻・マントルの断面が地表に現れた岩体)の中に見られるほか、大陸地殻の深部や造山帯にも産出します。日本では三波川帯などに関連する蛇紋岩(超苦鉄質岩が変質したもの)が分布しています。

経済的重要性としては、クロム・ニッケル・白金族元素などの鉱床が超苦鉄質岩に伴うことが多く、資源探査の観点からも重要視されています。また独特の土壌環境を生み出し、蛇紋岩地植物のような特殊な植生を育む場合もあります。

使い方・例文

地質調査において緑色〜暗灰色の重い岩石が見つかった際、超苦鉄質岩かどうかの判定が行われます。オマーンや南アフリカなど世界各地でかんらん岩が大規模に露出しており、地球科学者の重要な研究対象となっています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語